Otto は自由にプログラミングとハードウェアのカスタマイズできるロボットキットです。ハードウェアとソフトウェアのデザインはオープンソースで公開されており、アイデアとスキルで様々なカスタマイズができます。Otto のカスタマイズは世界中のクリエーターが公開しています。ビジュアルプログラミングにも対応しており、プログラミング学習の教材としても最適です。
世界的なメイカームーブメントの中で注目を浴びるロボット
Ottoロボットは、Otto DIY により、製造、販売されています。Otto DIYは「ロボット」という用語の発祥の地であるチェコ共和国に本社を置き、電子工作と DIY の世界的なブームであるメイカームーブメントの重要な一端を担っています。
OttoのDIY はオープンソースの思想を取り入れたことと、そのシンプルさから、世界で最も人気のある3Dプリント可能なロボットデザインの一つとなりました。Otto は、チェコ共和国で初めてOSHW(オープンソースハードウェア)の認証を受けたプロジェクトです。
Otto ロボットの開発者
Otto DIY のロボットは、ロボット愛好家のCamilo Parra氏が、2016年に中国の上海で多国籍玩具メーカーに勤務していた際のプロダクトデザインエンジニアとしてのスキルを 活かしてデザインしたものです。
中国のハッカースペース「新车间」では、マイコンやサーボモーター、3Dプリンターを使ったDIYロボットの製作を 学び、実験を始めました。
やがて彼は、子供たちが簡単に作れて、簡単にコードを書ける、安価な初心者向けロボット「Otto」を作りました。
拡張可能、初心者から上級者まで楽しめる Otto ロボット
Otto のロボットキットはその基本としてテクノロジーがどのように機能するかを楽しみながら学ぶことができるよう設計されています。簡単な説明書とビデオで組み立てた後、Ottoは歩いたり、回ったり、踊ったり、音を出したりすることができます。
学習者のリズムに合わせて、演奏したり、動かしたり、改良したりすることができます。Otto のロボットキットは、ある程度の機能を持っていますが、さらにこれをアップグレードすることもできます。 オリジナルの作品はOtto Builderコミュニティで共有することができます。
Otto にはモジュール化の思想が取り入れられており、"スターター" をベースに様々な拡張がしやすい設計になっています。その基本的な考え方は頭部と下半身の間に拡張パーツを追加するというものです。また頭部、下半身を別々に改良し、それぞれを組み合わせることもできます。
Otto ではボディーデザインが 3D モデルとして公開されており、これをベースに自由にカスタムデザインを作ることができます。
リミックスで世界から注目を集めよう
Otto の世界ではオリジナルでカスタムしたロボットデザインのことをリミックス(REMIX) と呼んでいます。世界中のクリエーターが、様々なリミックス作品を公開しています。オープンソースの思想に習い、多くのクリエーターは自身の作品の中身を公開しており、これらをダウンロードして、他のクリエータの作品を自身の手元で再現することもできます。皆さんがオリジナル作品を世界に発信し、世界から賞賛を受けることもできます。Ottoは世界中の誰もがアクセスすることができるプラットフォームなのです。
Otto DIY で公開されているリミックスたち(画像をクリックすると Otto DIY のリミックスに関するページに移動します)
ビジュアルプログラミングにも対応。プログラミング入門から上級者まで幅広く対応できるソフトウェアプログラミング環境
Otto はプログラムで動作します。その動きはブロックを組み合わせてプログラミングを完成させることができる、ビジュアルプログラミングにも対応しており、プログラミング入門の環境としても最適です。
ビジュアルプログラミングの内容は Arduino のプログラムコードに翻訳されます。上級者は Arduino IDE で直接 Otto のプログラミングを行うこともできます。Otto を操作するためのライブラリーもオープンソースで公開されており、誰でも自由にダウンロードすることができます。
Otto DIY と ROBOT.ICHIBA
Otto のロボットキットは ROBOT.ICHIBA のオンラインストアでお買い求めいただくことができます。 ROBOT.ICHIBA では日本語取扱説明書を同梱の上、国内の倉庫より皆様のお手元にお買い求めのキットをお届けさせていただきます。
ROBOT.ICHIBA では、アプリケーションのローカライズなどの形で Otto DIY のオープンソースプロジェクトにも貢献しています。わたしたちは Otto の技術的な観点も検証をしていますので、技術的なところでもお困りのことなどございましたら可能な限りご支援させていただきます。
さらに詳しく
Ottoロボットについてさらに詳しく情報を得たい方は「Otto 関連リソース」にアクセスしてください。関連リソースページではユーザーマニュアルなどを提供させていただいています。